もくじ
ダンクソフトが考える「需要創造」とは?
そのポジションが必要になる背景は?
どんな方が向いている?
必要なスキル、条件は?
ダンクソフトが思い描く未来イメージとは?
ポジションに求める人物像は?
現在、ダンクソフトでは、プロジェクトの拡大・増加にともない、新たな仲間を募集しています。今月は「需要創造の担い手」の募集について、代表取締役 星野晃一郎と取締役 板林淳哉がくわしくお話しします。
ー需要創造の担い手を募集するとのことですが、ダンクソフトが考える「需要創造」とは?
星野 ひとことで言うと、対話の中から新たな価値を生みだしていくこと。もう少し言えば、外に出ていき、デジタルとインターネットを活用し、対話によって多様なかたたちと協働して、新たな価値を創造していくことと考えています。
シンプルに言えば、「デジタルで ‘はじまり’ をつくる」。それをビジネスにしていく、ともいえます。
コラムに関するオンライン会議の様子
上:株式会社ダンクソフト 代表取締役 星野晃一郎、下:株式会社ダンクソフト 取締役 板林淳哉
ーそのポジションが必要になる背景は?
星野 創業当初、ダンクソフトはシステム開発の受注会社でした。10年が経つ頃から自社製品の開発をするようになります。そして90年代の終わりに、インターネットが登場してウェブ・デザインの仕事が増え、21世紀は圧倒的にウェブ・デザインが多くなりました。ところが、2011年の東日本大震災以降、地方・地域とのつながりができ、デジタルを使ったコミュニティづくりに関わるようになりました。とくにこの10年ほどは、今までまったくやっていなかったことにもチャレンジして、少しずつビジネスにすることを続けてきています。
板林 そうですね。震災をきっかけに、徳島や萩や北海道など日本各地にご縁をいただいて、地域の中で拠点づくり、場づくり、サテライト・オフィスの立ち上げなど、コミュニティの活性化をお手伝いするようになりました。それまではいわゆるシステム開発の会社でしたから、本当に手探りの、まったく新しいチャレンジでしたね。
星野 今回募集したいのは、こうしたこれからの需要創造を一緒に担える仲間です。
板林 従来のビジネスでは、発注する側、受注する側という関係が多く見られます。発注する側が一方的に要望を言い、受注する側がそれに応えるものです。そうではなく、受発注の関係を超えていくというか。クライアントと対話する。そして協働作業のプロセスをとおして、ともに新しい価値を生んでいく。そうした対話と協働による価値創造・需要創造を一緒にやっていけるかたを迎えたいと考えています。
地域でのサテライト・オフィス実証実験の様子
星野 今後、日本各地の地域コミュニティがますます重要になっていくでしょう。といっても、これは地方に限ったことではなく、都市部でも課題を抱えているとみています。そこでカギを握るのが、デジタル・テクノロジーの力です。「インターネットにあらゆるものをのせていく」ことで、より豊かな未来が描けるようになっていくでしょう。最近は森づくりなど、自然環境問題に関わる人たちとの関係も増えています。インターネットが行き渡って、森のような自然と都会をインターネットでつなげるようになってきました。都会に人が集中しなくても仕事を続けていけるのです。たとえば、コロナ禍で環境汚染が抑えられ、インドで見えなかったヒマラヤ山脈が見えるなど、人間の移動が減ることで自然環境がよくなる現象もみられました。このまま、一極集中が解消されて、うまく分散と協調が進めば、自然環境問題も改善に向かうかもしれません。
板林 そうした新しい動きが増えていくことも見越して、さまざまなプロジェクトを一緒に担っていただける新メンバーを、中長期的に募集していく計画です。
ー「需要創造」担当には、どんなかたが向いていますか?
星野 まず欠かせないのは、「コミュニケーション力」です。私たちの仕事の基本は、クライアントの困りごとを丁寧に掘りさげて、デジタル・テクノロジーで解決していくところにあります。何に本当に困っているのか、自分でもわかっておられないことも多いわけです。とにかく「相手」に関心があることが大事ですね。
板林 モノを売ることを優先する発想や、数字を追いかけるような営業・セールスといった従来型のビジネスの考え方は、ダンクソフトには合わないと思っています。数字やエクセルの表がゴールになってしまうと、「人の顔」が見えなくなってしまいますので。数字が優先されると、クライアントと協働の関係にもなりにくかったり、対話が大事だという価値観が共有しにくかったりと、ミスマッチが多くなるんです。
星野 ダンクソフトという会社は、キャラクターの集合体のようなところがあるので、数値ゴールで誰かが誰かを統制しようと思っても、うまくいかないんですよ(笑)。ですからここでも、数値よりも、関わる「人」を重視できることは大事ですね。
板林 その意味で、効率化や最先端といったことではなく、「カスタマー・インティマシー」を高めていくことが、ダンクソフトの根底にありますね。お客様との親密度をどれだけ高められるか、またお客様がその先のお客様と関係を親密にできるデジタルを、大事にしています。
ー必要なスキル、条件などはありますか?
星野 配属ありきでは考えていません。プログラミングなり、ウェブ・デザインなり、その人のできること、得意なこと、したいことから入っていってもらう形になるでしょう。
板林 そうですね。ただ、やはり基本的に「デジタルが好き」であってほしいですね。デジタル関連の経験者や、IT関連のプロジェクト・マネジメント経験者も歓迎です。また、以前の星野さんの話にも出ているとおり、どんどん新しく出てくるテクノロジーを「学び続ける好奇心」がある人。社内の技術者とも地域の人ともコミュニケーションができて、それぞれの人の力を引き出せる。そんなかただとうれしいです。
星野 まさに「インターミディエイター」ということですね。多様な人々やものたちのあいだを結んで、次の展開をつくれるかた。
板林 はい。僕らが関心のあるのは「人」なので、人に興味があって、未来が語れる人であってほしいですね。ダンクソフトとお客さんの1対1だけでなく、周囲も含めて関係づくりをしていくようなところがありますので。
星野 あとは、ポリバレントであることは、ダンクソフトのスタッフとしては大事にしています。そして、変わりゆく状況にも臨機応変に対応できて、フレキシブルに考えたり動けたりできること。ただ、これは、このポジションにかかわらず、ダンクソフトの全員に共通する資質といえるでしょう。
ーダンクソフトが思い描く未来イメージとは?
星野 先ほど触れたとおり、今後は都市部への一極集中が解消されていく流れになると思っています。その結果、地域社会もネット・コミュニティもますます重要になっていくでしょう。協働意識の中からコミュニティが形成され、協働が広がる中で、お互いの価値が交換されて、新たな価値創造があちらこちらで推進される。私たちが現在進めている「SmartOffice構想」の先にある未来のイメージです。
板林 もう競争ばかりしている時代ではありません。競争すると、つい横ばかりを見てしまいがちです。その結果、同質化が進みます。こうした競争の限界を補いながら、これからの生活や地域社会、そして新たなビジネスのあり方を探ることが、私たちの仕事にとっても、より重要になっていくと考えています。競争至上主義という発想を超えて、連携・協働の新しいあり方を探るなかで、新たな価値が生まれ、需要も創造されていくのだと思っています。
星野 今はちょうど時代の節目。ここでパラダイム・シフトが加速してほしいところです。つまり、デジタルを活用するのはもちろん、対話と協働から未来をつくっていくことですね。
板林 実際、ダンクソフトがプロジェクトでご一緒する人は、自分たちの目前の利益や売上最優先というより、プロジェクトの関係者や社会課題を見すえながら、対話と協働ができている人たちが多い印象がありますね。
星野 かつてのCSRや、今のSDGsのブームもそうですが、株主資本主義や右肩上がりでないといけないという幻想を捨てないと、自然環境にもいいわけがないのはわかりきったことです。では、どうするのかと突きつけられているのが今なのではないでしょうか。
ーこのポジションに求める人物像は?
星野 僕らはやはり未来が見たいし、つくりたい。そして「未来」はつくれるものです。とくにこの10年は、その手応えを実感してきました。コミュニティでの連携や相互作用の中から共感と納得が広がって、新たな価値が生み出されていく経験を何度もしました。
板林 失敗も楽しめるくらいのマインドがあれば、嵐も新型コロナも一緒に乗り越えていけそうです。とはいえ、それを糧にしてビジネスにしていく意識も大切です。まだ見ぬところに向かっていくので、凝り固まった頭だとダメだとは思いますが、あとはもう、どんな人をお迎えできるかが楽しみなだけですね。
星野 今後も、今までやっていないことへのチャレンジが続きます。よくわからないものを面白がって楽しめる、そんな挑戦を共にできるフレキシブルな仲間を待っています。
【プロジェクトの拡大・増加にともない、新たに複数名の仲間をお迎えします】
2. ウェブ・デザイナー
3. プログラマー
4. 需要創造 担当 など
雇用形態: 正社員(3ヶ⽉の試⽤期間があります)
※ 詳しくはお問い合わせください。 https://www.dunksoft.com/request