第8回 義理かんり

 

人の縁

DUNKSOFTでは1992年からマイクロソフトのACCESSというデータベース製品を採用して色々なシステムを開発しました。ネットワーク化が進んで徐々にSQLサーバーでフロントエンドもACCESSから移行しましたが。

その中で人脈管理の仕組みを作ろうとACCESS1.1の時に開発したのが”義理かんり”というソフト。

当時としては珍しいオープンソースで提供。通算で4000本を超えるヒット商品となりました。

ACCESS97まで開発しましたが、インターネットの時代に入りネットワーク対応などを視野に入れたあたりから環境が変わり社内ではACCESS2007まで移行はしましたが販売には至りませんでした。

それでも年末年始には若干ですが、問い合わせがありうまく印刷できないとか、データを移行したいとか。今年も1件そういった話を聞いたばかりでした。

先週、セーフティーネット融資の件で中央区役所に審査を受けに出かけました。審査の窓口になっている担当の方々は各地の税理士さんや会計士さん。

たまたま担当になられたWさんが”偶然ですよね。ダンクソフトさん、電話をしたばかり”

何を言っているのかと思えばWさんが今年になってその問い合わせをしてきた義理かんりユーザー。    何でも新しいソフトを入れたらうまく動かなくなったとか。そのソフトに新しいバージョンのACCESSが関連していた模様。

データだけでも移行したいとの希望で今メールで不明点のやりとりをさせていただいています。

”義理かんり”は販売をやめてからすでに10年以上の月日が流れています。でも使い続けていただいている方もまだまだいらっしゃる。それは顧客、人脈情報がそこにあるから。重要なのはやはり情報で、特に人の情報が貴重だから。

DUNKSOFTの存在意義を振り返る貴重な出会いでした。

Wさんのメールにはこうありました。

「出会いに感謝、笑顔に感謝 何かのご縁です 大事にして行きたいと思っています よろしくお願いいたします。」

こちらこそ、この縁を大切にしていきたいと思える不思議なそして元気になれる出会いでした。ありがとうございました。

星野


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