第5回 現金をおかない

 

電子決済によるスピードアップ(F)

高速道路の料金所のETC、JR東日本のSUICA、東京の地下鉄のPASMO、JR西日本だとICOCA、コンビニなどの現金決済のEdyなど電子決済の仕組みがかなり普及しています。

こういったシステムの導入以前、駅では行先までのルートを地図でたどって料金を調べてその料金の切符を現金で買ってそれから改札を通るのが当たり前でした。時間もかかりますし、手間もかかります。小銭の用意も必要でした。

それが行き先はどうでもとりあえず改札をさっと通ってから時刻表を見て行きたい電車に乗ればいいようになり、あらゆる人の時間が短縮されました。

紙の切符が電子化されてアナログの代表の現金との交換がいらなくなりこういった便利さが享受される時代となりました。さらに、いつどこからどこまで行っていくらかかったのか、その経過も履歴として電子情報に保存されています。

企業の中はどうでしょう?(P)

こういう便利な生活に慣れたところで一般の会社の経費精算を考えてみますとまだまだ紙の伝票が多くて、手書きだったりアナログの20世紀の流れの中にいたりします。時間もかかるし、手間もかかるし、どこかで結局システムに入れないと履歴もわからない。あるいは細かい履歴は紙にしかないかもしれません。このギャップを埋めるためにはどうすればよいでしょうか。

現金をおかない(S)

DUNKSOFTではすべての経費精算は最初にコンピュータ上の精算データとして入力し、領収書を添付して上司に回します。それが承認されると毎月の給与と合算されて振り込まれる仕組みになっています。最初から自分で明細を入力しますから、履歴も残り、いつでも参照可能です。これにより現金を社内に置く必要がなくなりました。小口現金のチェックも要りません。つどつどの計算すらもいらない。電卓叩く必要もありません。

こういった細かい積み重ねが企業の速度につながり、時間の余裕を生みます。結果的に年間の利益にも反映されるわけです。毎日少しでも積み重ねて無駄を省いていく。ECOの基本も同じかな。

次回はDUNKSOFTの新規ビジネスECOとの関係についてお話したいと思います。


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第6回 新規ビジネスECOとの関係