2:DIGITALでRE-CREATION!

Digital技術の最大の特徴は、人類史上初めて情報を再利用できるようになり、圧縮して猛スピードで拡散でき色々なところでシェアできるようになったことにある。同じ情報の再利用を徹底する。つまり入力者の情報をきちんとコピー、再利用していくことで、後から同じ情報を取り扱う人の時間がほぼゼロになる。チェックの時間もなくなる。結果として作業時間が大幅に余る。産業革命以降、機械化で大幅に削減された人類の労働時間は、ICT・AIの活用でさらに減っていくだろう。

一方で、ICT・AI・IoTなどの最新技術を身につけ使いこなせなければ、これらのメリットを享受できない。いつこれを身につければいいのか? それが余暇ということになる。個人の生活の中で余った時間を自分に再投資。これが余暇の重要性ということになる! さらに我々がこれから求められることの1つにクリエイティブ・想像力・創造力があげられる。これらは普段の生活の中で容易になり身につくものではなく、感動の中から育まれる果実だ。美しいもの、卓越したもの、様々なアート、演劇、音楽、スポーツなどのパフォーマンスの中で、人類の過去を超えていく技術への飽くなき執念が人に感動を与える。我々も余暇を利用して旅行をしたり芸術に触れたり、そこから何かを得て、吸収し自分の感性や技術を磨きなおし、その果実の一部をリクリエーションとして再創造していくサイクルを意識したいものだ。