3:労働時間の短縮

「未来の問題は労働ではなく、逆説的ではあるが、“余暇”の問題となろう」
フランスの哲学者 ジョルジュ・フリードマン

150年前、産業革命以降、いわゆる道具が機会化されて肉体労働の時間が大幅に減った。30年前、パーソナルコンピュータの出現で頭脳労働時間も大幅に減ってきている。
デジタル革命の最大の特徴は、情報が再利用できることにある。いわゆるコピペ。
コンピュータを利用していても再利用を突き詰めないと生産性は上がらない。つまり複合機やFAX、スキャナーは情報の再利用ができないことは肝に銘じるべきである。

余暇は現代の生活において、かつてなかった重要性を持つに至った。時間という量的重要性、考える人に課せられる倫理的問題という質的重要性である。1840年頃のヨーロッパは1日の労働時間は15時間で週6日働いていた。そこから機械化や合理化、さらにコンピュータの進化などにより労働時間は半減。2017年のドイツは1356時間で先進国で最少となる。日本は1710時間であり、OECD平均は1759時間だ。

仕掛から見積書・請求書など入金回収までの案件情報はスタイルが同じなので、DUNKSOFTでは情報の再利用を徹底する。そこに仕入れ・支払い・経費精算なども原価を管理するために紐づけするので、月次の決算処理にかける時間は半日程度である。支払い予定や発注書・請書なども簡単に作成できる。
また日々の報告書(日報)はOutlookの予定表に案件ごとの内容を書き込み、毎日の終わりに所感とともに提出し集計される。勤務表などの作成もワンタッチだ。こういった日々の事務処理に賭ける時間は激減した。
社内のオペレーションは、ほぼデジタル化されていて紙の総量も毎年段ボールひと箱程度にしかならない。そのため保管面積も同業他社と比較して1/2程度しかない。情報の検索、抽出も紙と比較すると1%未満の時間しかかからず、コストの面でも年間数百万円単位で少なくできる。

今回、ペーパーレスオフィスもさらに面積を減らしてオープンスペースを増やすリニューアルをしたので、ご興味ある方は室町(東京オフィス)のペーパーレスを体験いただきたい。

「未来はすでに訪れている ただし遍く均等ではない。」( ウィリアムギブソン SF作家の言葉)