林野庁事業「森林×SDGs ポスト・コロナ時代のNew Standard探求モニターツアー」参加報告

ダンクソフトでは2020年12月9日(水)に、美しい森林づくり全国推進会議、林業復活・地域創生を推進する国民会議主催のオンラインイベント「ポストコロナ時代の新たな森林価値の創造に向けて~SDGsへの取り組みを通じて森林価値の実現を図るために~」の配信を行います。
オンラインイベントのお知らせ「ポストコロナ時代の新たな森林価値の創造に向けて」

その繋がりでご紹介いただき、この度弊社の中香織が「林野庁事業 森林×SDGs ポスト・コロナ時代のNew Standard探求モニターツアー」に参加しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000068098.html

ツアーは下記のように充実した内容になっており、参加者や奥多摩地域の方との対話を通じて森林空間の活用方法を模索しました。

  • 森林セラピー専用ロード「登計トレイル」での散策と奥多摩の食材を多く取り入れた奥多摩心癒し弁当の昼食

  • 東京の森を活かした木育体験や多摩産材を使った木製品を提供している製材所「森と市庭」の見学

  • 世界中を旅するサーカス団をイメージしたグランピング施設「Circus Outdoor Tokyo」での食事や宿泊

  • 廃校を利用した宿泊もできるコミュニティスペース「OKUTAMA+」の見学とテレワーク体験

3月の緊急事態宣言から全従業員在宅勤務をしている弊社においても、森林セラピーによるリフレッシュ効果や創造力の向上を期待し、社員研修などを企画する等、森と繋がるアクションをしていきたいと考えています。

以下、ツアーに参加した中香織のレポートです。


林野庁の「森林×SDGs ポスト・コロナ時代のNew Standard探求モニターツアー」に参加させていただき、11月24日と25日の一泊二日で奥多摩に行ってきました。

いろいろな体験をしたので、ひとつずつご紹介。

🌲奥多摩ツアー その1 ~登計トレイル🌲
おくたま地域振興財団様の森林セラピーツアー(https://www.okutama-therapy.com)です。
奥多摩町認定森林セラピーアシスターさんのガイドで、日本初の森林セラピー専用ロード「登計(とけ)トレイル」を歩きます。
千葉大学のプロジェクトでデザインされたというトレイルは、論文にもなっていて、
「従来の歩行運動中心型から,森林内での休息滞留を中心とするセラピートレイルの型を見つけ出すことであり、それを『森のリビングルーム』と位置づける」とある通り、所々に座るところや空を眺められる角度になったベンチがあり、ゆっくりと時間をかけて森の空気を吸い身体全体が自然に馴染む感覚を味わうことができました。
セラピーツアー参加者だけが入れる途中の休憩所も、木々の中に佇むオシャレな空間で、さらにそこで奥多摩食材を使った絶品のセラピー弁当(ツアー参加者用に特別に作ってもらっているもの)をいただきました。

🌲奥多摩ツアー その2 ~東京・森と市庭🌲
森林セラピーの後は、東京のスギやヒノキを使った木育商品や体験を提供している東京・森と市庭(https://mori2ichiba.tokyo.jp)へ。
家という暮らしに直結するもののベースとして重要なのが木であるにもかかわらず、林業が衰退しているのは何故だろう。
製材にとどまらず、森や木材との関わり方を模索し続けている、森と市庭の菅原様のお話を伺いました。

🌲奥多摩ツアー その3 ~Circus Outdoor TOKYO🌲
ビジネスパーソン向けツアーのお宿はglamorous(魅力的な)+camping→glamping 最近流行りのグランピングの中でもオトナの贅沢を堪能できるCircus Outdoor TOKYO(http://circusoutdoor.com
「ある日サーカス団が消えた」というベースのストーリーがあり、各テントはそれに沿ったテーマがあって、「サーカスの衣装部屋」や「団長の部屋」などがあるのですが、私の部屋は「サーカスの上級クルーの部屋」
テントの中はオシャレなアンティーク家具が揃えられていて、暖かいストーブがずっとついていて暑いくらいです。部屋にトイレがあればいいのに、とか思ってしまうくらい、テントとは思えない快適な空間でした。
焚き木を囲んでのセッションの頃に雨が降り出してしまったのですが、屋根も設置できて初日のプログラム無事終了。
テントにポツポツあたる雨音とともに、ぐっすり眠ることができました。

🌲奥多摩ツアー その4 ~朝の奥多摩湖🌲
7時半に集合して、少しストレッチをしてからみんなで奥多摩湖沿いを散歩しました。
昨日の登計トレイルは紅葉の見頃が終わってしまっていたけど、この辺りはまさに今かなというくらい、とてもキレイ。
雨は霧雨に変わり、山に靄がかかって、静かな奥多摩湖がとても美しかったです。

🌲奥多摩ツアー その5 ~OKUTAMA+🌲
文部科学省による「みんなの廃校プロジェクト」の一環として、閉校になった旧古里中学校の校舎を利用しているOKUTAMA+(https://okutamaplus.com)の見学🏫
学校に「泊まれる、借りれる、学べる、働ける」のコピーの通り、いろいろな活動が「まさに学校」で出来るのが面白いスペースです。
ファミリータイプの個室にはプロジェクターがあって映画が見られたり、日本語学校として使われていたというドミトリーには1畳ほどの机と椅子の個室がついています。
宿泊する人は家庭科室で食事を作るそうなので、会社の研修をここでやって、パエリア🥘とかやったり、校庭とか体育館で運動会も楽しいだろうなあと考えていました。

🌲奥多摩ツアー その6 ~クロージングセッション🌲
カフェ山鳩でランチをいただいた後は奥多摩駅近くの福祉会館へ移動しました。
福祉会館にはおくたま地域振興財団の方のほか、林野庁の担当者様、Circus Outdoor TOKYO様、OKUTAMA+様、Mountscape Canoe Craft様も集まっていただき、ツアーを企画いただいたかいはつマネジメント・コンサルティング様、森と未来様、ツアーの関係者全員でクロージングセッションです。
福祉会館の広い集会室でツアーを振り返りました。
4つのグループに分かれて、森林の意義や、森林と今後どのような関係を持っていくのがいいかなどを話し合って発表。
まさに「森だくさん」だった2日間。森のことをここまで考えたことはこれまでなかったので、これをきっかけに森に興味を持ち、森とも、今回出会った方々とも関係を深めていければと思いました。