フク業で築いた人のつながり。 フク業で気づいた日々の充実。

フク業という働き方で、新しい経験、人との出会いやつながりを持った。
人生が今まで以上に豊かになってきているのは新しい働き方から。


ダンクソフトのSさん(男性)。週4日はダンクソフトの社員として働き、週1日はギャラリー運営をフク業として行っています。
ダンクソフトの仕事も、自分でやりたいと思った仕事もして、新たな経験が新たな可能性を広げています。このような「今」に至るエピソードから話を伺いました。


ルーティーンでも充実していたあの頃

Q:Sさんは一度ダンクソフトを辞めて、またダンクソフトに戻ってきたのですよね。辞める前にダンクソフトで感じていたことはありますか?

Sさん:1つの仕事にどっぷりつかっている感じだったので、人のつながりが少なかったり、考え方の偏りがあったり、視野が狭くなっていたのを感じていました。ただその課題を解決をするために具体的にどうしたらいいのかは、よくわからなかったですね。

Q:その時の「働き方」や「暮らし方」はどうでしたか?

Sさん:結構残業してました。職場の仲間とだけ、かなり密にコミュニケーションを取っていたり、休みの日も仕事のことばかり考えたり。仕事にどっぷりつかっている感じでした。
でも楽しんでやっていた部分も多かったし、仲間にも恵まれていたので充実していたのも事実です。
暮らし方は平日朝から晩まで仕事をして、休日は家族サービスしたり、自分の趣味に時間を費やしたりと、ごく普通です。まあ、ルーティン化されてる感じはしていました。

働き方をみんなと変えて、みんなで変わった

Q:そして自分のやりたいことがあってダンクソフトを離れて起業されたんですよね。では、今のような働き方に変わったのはいつですか?

Sさん:ダンクソフトに復職する時のミーティングで、フク業しながら働くのはどうか?と提案してもらったときだと思います。
時間ではあまり縛りたくないが、トライアルとして週4日はダンクソフトの業務をして、1日はフク業するのはどうかという提案でした。どちらかというと、どういう働き方だったらお互いいいのか?というのを結構話合って試行錯誤していたと思います。
ただしその裏側では、どこでも働ける制度や仕組みが整い始めていたことも重要な要素だったと思います。

Q:制度や仕組みが整い始めたとは?

Sさん:そうですね。在宅勤務できる機器類が各自に配布されていたし、(ディスプレイモニターやWEBカメラ、モバイルルーターなど)当時Outlook、SharePoint、未来かんり、kintoneもあったので、自分の業務に使用する情報はそれらにアクセスできれば参照も、利用もできました。Skype for Businessもあり、打ち合わせや会議などのコミュニケーションの部分も、会社にいなくても大丈夫でした。
制度については、何かあったのですが忘れました(笑)。ただ自分も含め、みんなが今ほど在宅勤務をやっていなかったので、実際にやってみた感想や体験をフィードバックしてブラッシュアップしようという話はしていたように思います。

変わったからきづいた「たくさんのこと」

Q:そして今はどのような働き方をしていますか。

Sさん:働く場所が自由になりました。以前よりICTを活用した働き方になっています。自分の場合は、ギャラリーにいてもダンクソフトの仕事ができるし、自宅にいてもダンクソフトの仕事もギャラリーの仕事もできるので、働く場所の縛りはだいぶ緩くなって、状況によって場所を選択できるようになっています。ただ大前提として、インターネットがある程度満足に使える環境というのは必須ですけどね。

またフク業することで、ダンクソフトでは会えない職種や年齢の方と接することが増えました。フク業では、彫金の職人さんと新しくギャラリーを立ち上げたり、最近では、他のギャラリーオーナーさんとダンクソフトと自分のギャラリーの3社で一緒に、展示イベントの企画や運営をしたりもしました。多様な人と一緒に何かすることが増えたので、若干ではありますが、考え方の偏りも少なくなってきたし、視野も少しは広がったように思います。

暮らし面では、生活の流れをルーティン化できないことが増えたので、時間の使い方をよく考えるようになりました。種類の違う仕事をやるのは大変なこともありますが、以前感じていた「課題」よりもう一歩先の「課題」に進めたので、より人生が豊かになりつつあると思っています。

Q:「以前感じていた『課題』よりもう一歩先の『課題』」とは?

Sさん:人とのつながりから生まれるチャンスというか、機会を活かすことが下手なのが新たな課題です。チャンスや機会は以前と比べて増えていると思います。

Q:それは素晴らしいですね。では、これからはどうなっていくと思っていますか?

Sさん:自分のやっていることで働き方は変わってくると思うので、その時々で試行錯誤し、今までできなかったことができるようになったりするような、自分自身の変化を実感できる豊かな人生になるようにこれからもできればと思います。

Q:今後も楽しみですね。ありがとうございました。


人生を豊かにする働き方を支える「ツール」

社内制度、各種デバイス、通信端末、Office365などのクラウドサービス。
あとはツールというか、デジタルで情報を扱うことを躾けられたこと、下支えしているツールの選定や運用やらルールを試行錯誤した皆のノウハウとかも。