母も仕事も。4倍おトクな働き方

何もあきらめない、やりたいことが何でもできる。
自分も子供も、専業主婦の楽しみも、ワーキングマザーの楽しみも全部味わえる。
2倍×2倍=4倍おトクな働き方。


ダンクソフトのNさん(女性)。男の子と女の子の母親で、週4日在宅勤務で週1日はオフィス勤務。母親としても会社員としてもイキイキとしているNさんですが、はじめから今のような毎日ではありませんでした。


母親が働くと子供も母親も我慢。でもそれは仕方のないこと…

一般的に母親が仕事をしていると、子供は平日夕方まで保育園や学童で過ごす。友達は自然と保育園や学童の子が多くなるので、友達の家に遊びに行くことはほぼない。習い事にもあまり行けないが、行くとしても平日に一人で行ったり、土日に集中したり。
母親も、授業参観などの学校行事に参加するには休暇を取得しないといけなかったり、PTAの活動を積極的に行うことが難しかったり。
母親が働く時は、子供も親も少しずつ我慢する。これがスタンダードと疑わなかった。

通勤も社内の仕組みも、変わるとは思ってもいなかった…

子供が産まれる前は、10時に出社して19時が定時。だいたい毎日1時間くらい残業して、家に着くのは22時頃という日々。夕飯は、先に帰宅した夫が買ってきたもを食べることが多かった。片道1時間半の通勤は楽ではなかったが、それが当たり前だと思っていたので特に苦ではなかった。
社内の仕組については、休暇申請などはExcelの申請書をプリントアウトして上長に提出していた。前職では申請がシステム化されていたので、時代錯誤的な感じもしたが、社内の仕組を変えることは自分の仕事ではない(そんな権限もない)と思っていたので、特に何もしていなかった。

仕事が変わり、視点が変わると私も変わった

ある年、子供を授かったので産休に入ることになり、業務転換をしてもらった。それまではお客様相手の仕事だったが、新しい仕事は、これまで社内で使用されていなかった「Sharepointを使ってみる」というもの。
実際、使ってみると社内の仕組を変えられそうなシステムだったので、早速申請系をSharepointのシステムに移行。また、育児休業についての社内規定の矛盾にも気が付いたところ、自分が整備していいと会社に言われて、社内業務改善に積極的に動けるようになった。

保育園入園の壁、それを超えられたのは…

育児休業は最大3年を認められていたものの、1年半くらいすると社会に出たくなるもの。子供が2歳になる前の4月から保育園に子供を預けて復職しようとしたら、保育園に入れなかった。(後からわかったことだが、保育園に入れるには子供が0歳のうちから活動しておく必要があった。)
そこで、まだ育児休業を続けるしかないと会社に伝えたところ、在宅勤務でできる時だけ働く、という働き方を提案してもらった。

いいとこどりの働き方

息子を幼稚園に入れると、たくさんの専業主婦の友達ができた。ちょうど2人目の育児休業と時期が重なっていたこともあり、幼稚園のあとは息子と一緒に友達の家で遊んだり、息子が幼稚園に行っている時間にママ友とランチをしたりする専業主婦の楽しみを覚えた。そういった時間は子育てやこの地で暮らしていく上で重要な情報をもたらしてくれる。
また、平日の子供の習い事にも着いていくことができて子供の成長を常に見ていられた。
復職することで、そういう時間を諦めないといけないかと思ったが、在宅勤務・短時間勤務・フレックスタイム勤務の利点をフルに生かし、専業主婦の楽しみも残しつつ働けている。
子供も、母親が家にいるので安心して放課後友達の家に遊びに行ったり、友達を家に呼んだりできているのが嬉しいと言っているし、私も仕事の合間に買い物や夕飯の支度を済ませることで、夜も比較的早い時間に夕飯を済ませて布団に入る、という生活リズムが作れている。
在宅勤務で働いているだけでは得られない、週に一度の東京オフィス勤務は家族のことを忘れて仕事に打ち込める大切な時間。東京で美味しいランチを食べる贅沢は専業主婦ではなかなか難しい。
今の働き方は、まさに専業主婦とワーキングマザーの「いいとこどり」。

子供に寄り添いながら広がる「自分の未来」

子供が自分から「ひとりでやりたい」と言うようになるまでは、短時間勤務で子供の様子を見ていたいが、大きくなったら勤務時間は今のままで、子供のために使っていた時間をもっと自分のために使いたい。勉強や運動など。フルタイム勤務に戻すという選択肢も視野にいれつつ…。


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