若者UPオンラインインターン・インタビューその1

2017年3月14日

3月6日~10日まで、4名の若者がダンクソフトで”テレワーク”インターンを行いました。東京都立川市、認定NPO法人育て上げネット様のオフィスからダンクソフト社員にオンラインでインタビューをし、テレビ会議で指示を受けながら原稿を書き上げ、Webページの作成まで体験しました。   参考:若者UPの新しいチャレンジ「働き方改革」 (The Official Microsoft Japan Blogマイクロソフト公式ブログ)

  以下はインターン生の皆さん4名がそれぞれ1人のダンクソフト社員を取材し、原稿を作成したインタビュー記事です。全4回をご披露させていただきます。

  No.1 高知スマートオフィス 片岡幸人

  No.2 室町オフィス 永田めぐみ

  No.3 室町オフィス/在宅勤務 中香織

  No.4 徳島スマートオフィス 大西翔太

【No.1 高知スマートオフィス 片岡幸人】

はじめに

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今回はダンクソフト高知サテライトオフィスの片岡幸人さんに ダンクソフトでの働き方についてインタビューを行い、レポートをまとめました。

テレワークで働くきっかけ

片岡さんは地元である高知県で暮らしており、そこで仕事をしたかった。ITやソフトウェア関係の仕事が好きだったが、高地にはIT企業が少なく、東京・大阪で仕事というと、出張ならともかくやはり地元で暮らしたい。そんな中、ダンクソフトと出会い、テレワークで仕事をするという選択をした。

片岡さんの働き方(業務内容)

片岡さんは、様々な仕事をしているため全ての業務内容を紹介することはできないとしながらも、主なる四つの業務内容について教えてくれた。

1:新しい会員制のWebサービスの開発(徳島・東京のチームと共同で業務) 2:行政やNPOに対して新しい働き方のコンサルティング 3:プログラム以外にもできる金銭や顧客の管理   お客と一緒にWebページ制作の行う  (現実では会ったことのない宮崎の農家の方とTV電話で会話しながら業務を行う)。 4:IoTに関する業務

IT関係の業務は複数の案件を持つもその内容(分野)は比較的同じものだと、インタビュアーは思っていた。しかし、こうして見ると様々な分野の仕事を受け持っており、テレワークで受け持てる仕事は多様にあることを知った。

テレワークをするにあたっての環境をどのようにして整えているか

まず片岡さんは、テレワークにおいては用紙を徹底的に使わないと答えた。理由としては、高知にいながら東京との紙でのやりとりは実際問題できない。そのため電子データでのやりとりを原則としているからだ。だからこそテレワークをするなら、どのような場所でもインターネットは必要不可欠、逆に言えばそれさえ整えばどこでも仕事可能ということ。モバイルWifiは必ず持つことで、テレワークのできる環境確保を実現している。

片岡さんは、車載用のパソコンテーブルを用いて、スーパーの駐車場や道の駅でもテレワークで仕事をしていると話した。インタビュアーが途中、「つまり、海外でスポーツ観戦・旅行をしつつ、そのまま仕事も可能ということですか?」と質問させて頂いたら、「まさにその通りです」と強く答えられた。まさにインターネットを使用した仕事だからこそできる、今までにはない新しいワークスタイルだ。

テレワークをやるにあたってのメリットは何か

「場所に拘束されないので、自宅から遠方の地でも仕事ができる点だ。」と、片岡さんは言う。片岡さん自身、今後三重に滞在して仕事をする予定がありますと話された。海外滞在中でも可能なテレワークは、あえて言うなら土地に縛られない働き方とインタビュアーは感じた。

不安、デメリットに対しての解消方法

片岡さんは「僕は、むしろそういう対処のプロフェッショナルで全く問題ない(笑)」と話した。また、「一般的としては自己解決能力をある程度求められるだろう。また、コミュニケーションに関しては慣れが必要」ということを回答に付け加えた。自身の体験談として、ソフトウェア開発に関して、人に教えたり、逆に人に教えてもらったりしながらテレワークでしてきた。

片岡さんは「正しくコミュニケーションをしないと、間違った情報に基づいた仕事をしてしまう。だからとても注意が必要です」ということ伝える。情報の不正確さは業務に悪影響を及ぼす。常に責任感を持って業務をすることが何よりも重要なことを、インタビュアー自身再確認させられた。

オフィスワークに戻りたいか

片岡さん自身にその考えはほとんどない。「むしろ僕は、仕事場を固定されることや拘束されるのを困ってしまう。二つの会社を掛け持っている仕事の都合がありますからね。けれども、オフィスワークが嫌いというわけでもないんです。」と、片岡さんは話を続けた。家で仕事をするには、家族が傍にいることが気になる場合もあるらしい。

片岡さんにとってオフィスとは、「他の社員と気楽に打ち解けられるコミュニケーションの場」らしい。確かに、ネットで仕事仲間の映像を見ながらでも、現実としてずっと一人での仕事は気が滅入りそうに感じる。時には直接会って一緒の場で仕事してみたいと思うのは、普通だと思う。 オフィスワークにおける通勤や育児・介護を抱えた場合のストレスがあるように、テレワークだからこそのストレスの抱え方もないだろうか。もしテレワークを企業が導入する場合、社員にヒアリングをして不安やストレスを解消するプランの提案も、今後必要になってくるのかもしれない。

社風についてどう思っているか

この質問は、「ダンクソフトの社員の意見を柔軟に取り入れる社風」について聞きたかったからだ。だが片岡さんの返答は、ダンクソフトについてインタビュアーの想定と違う印象ももたらした。「普通じゃないというのが本音。会社にいなければいけないという概念がない」と片岡さんは答えた。

ダンクソフトでの面接時、「あなたは何をやりたいの?」と社長に聞かれたとき、この会社は普通じゃないと感じたのだとか。普通の企業では「君にはこういう事をやってもらいたい」と、企業側から従業員へ何を求めているか伝えると思うが、ダンクソフトは仕事において社員の意見は取り入れ、社員に主体性を求めている。社員にとってのメリットが、会社にとってもメリットでなくてはならない。そんな印象を片岡さんの話には感じた。片岡さんは、「私は二つの会社で働いている。どちらの会社も大切に思っている。私の仕事にサブはない。すべてマルチに大切に仕事させていただいている」。片岡さんは最後に「1+1は2以上になれる」と、手ぶりも交えて熱心に語ってくれた。

プライベートな時間は確保されているのか

片岡さん曰く、「プライベートな時間は確保しているが二つの会社を持っている以上、暇な時間は絶対ない」とも話した。そんな片岡さんにとってITやソフトウェアに携わることは、とても好きなことで「天職」とまで話された。そういった勉強がしたくて社会人になってから大学院に通うほどなので、本当に好きなんだなとインタビュアー自身が感じるほどだった。私は趣味を仕事にしながら働いている、片岡さんはそう笑顔で答えた。

インタビューにおけるまとめ

今回記事を書くのは片岡さんを担当したが、

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その他3名のインタビューにも同席した。片岡さんは、地元に住みたいということで、仕事当初からテレワークを必要としていた。その点が、育児・介護など途中からテレワークを使用した他の方とは少し違っており、それはインタビューの回答にも表れたように感じる。「私はスーパーの駐車場でも仕事をしている」という片岡さんの働き方は、他の方の回答にはないもので、担当させて頂いたインタビュアーとしては非常に新鮮だった。

また、長年ITの仕事に携わっていた片岡さんの知識・経験は豊富で、一般的に難しい印象を抱きやすいITに関わるお話を解りやすく丁寧に話して頂いた。テレワークに必要なもの・注意点など、一つ一つがすぐにすらすらと口から出てくるところは、片岡さんがテレワークで長年仕事をしてきた方だからであろう。最後に、今回インタビューさせて頂いた片岡さんに感謝の意を述べて、今回のインタビュー記事を終えたいと思います。片岡さん、どうもありがとうございました。

インターン生の制作物紹介

インターン生にはWindowsアクセサリにある「メモ帳」を使ってWebページの作成をしていただきました。左側がメモ帳に打ち込んだページの画像で、右側がブラウザで開いた時の画像です。 (クリックで大きく表示されます。)